活動報告
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投稿西部
平成30年8月21日、第1回西部支部研修会をウェスタ川越にて開催しました。今回の研修会は、「嚥下機能の評価とアプローチ ~VF検査を中心に~」をテーマに、埼玉医科大学病院の山本悦子先生にご講演いただきました。当日は約40名と非常に多くの参加者にご来場いただきました。
山本先生のご講演では、豊富なVF画像を、疾患ごとに整理されてご提示いただきました。VF画像のみかたはもちろんのこと、アプローチや環境設定による変化を、映像としてご提示いただいたことで、普段の臨床の意義や効果を改めて実感できる内容となりました。VFから得られた結果に加え、栄養状態や全身状態、環境因子など多角的な視点が、摂食嚥下をみるうえでは重要であるという点も、改めて認識いたしました。
次回は11月を予定しております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
西部支部理事 大森智裕
部員 米谷寛
私は老健勤務のため、利用者様のVF・VEに触れる機会は、通所・訪問利用者様の担当医師・歯科医師からの情報提供時に限られるのが実情です。今回の研修では、講師の先生の説明を受けながらの動画視聴形式であり、貴重な勉強の機会になりました。
講義では「多方面から患者さんをみていく必要」が強調されていました。今回改めて気づかせていただいたのは、私は情報や症状の把握が表面的であり、それが意味するところを十分に考慮し活かすことができていないという点です。疾患別の症状については「あの時これが頭に入っていたら」と悔しく思う内容があり、その都度知識の確認をする必要を痛感しました。また「呼吸と嚥下の関係」は、「このように説明すれば、自分の考えを多職種・ご家族様にわかりやすく伝えられたかもしれない」と思わされる内容でした。